ドラマ「テセウスの船」に実話が存在?原作の漫画はあの事件と酷似していた!

テセウスの船 実話 TVドラマ

2020年1月19日(日)からTBS日曜劇場で放送のドラマ「テセウスの船」は実話がベースになっている!?という噂が流れています。

実際にテセウスの船にはモデルとなっている実話や場所が存在するのでしょうか?

テセウスの船は原作が漫画であり、今回、竹内涼真主演でドラマ化が決定しましたが、簡単な「あらすじ」としては大量殺人事件の犯人として捕まった父親の息子が、父の冤罪を信じて解明しようとするサスペンスドラマです。

原作の漫画をベースにテセウスの船の実話の信ぴょう性について考察していきます。

また、テセウスの船の漫画版が、日本で起きたある事件と非常に酷似している情報も紹介していきますね。

 

テセウスの船「あらすじ」をまずは把握しておこう

テセウスの船 漫画
1989年6月24日、北海道のある田舎にある「音臼小学校」でお泊り会が開催されたのだが、その中の教員・児童を含む39名が夕食後に腹痛や吐き気、嘔吐を繰り返し、そのうちの21人が亡くなるという悲惨な事件が起きた。

原因はジュースに含まれていた青酸カリによる毒殺とされており、人々はこの事件を「音臼(おとうす)小無差別殺人事件」と呼ぶようになった。

犯人として逮捕されたのは、村の駐在所で警官をしている佐野文吾(当時32歳)という男だった。
証拠として捜査中に佐野の自宅から使用したと思われる「青酸カリ」が見つかったからだ。

佐野には当時、妊娠中の妻と長女・長男の二人の子供がい多のだが、父親が殺人犯のレッテルを貼られた事で、残された家族は世間から「殺人犯の家族」として世間から隔離や迫害に心を苦しめられ、1つの場所での生活は困難を極め、常に引越しをしながら世間の目をかいくぐり、耐え忍び続ける人生を送って生きてきた。

事件から28年が経った。

事件当時は母親のお腹の中にいた佐野の息子・田村心(たむら しん)は、教員免許をとるも、事件の関係でどの学校にも就職できず、違う仕事についていた。

佐野の息子がなぜ「田村」の姓を名乗っているか・・・それは、大学時代に知り合った女性「田村由紀」と結婚し、世間の目を気にして妻の姓を名乗って東京で暮らしていたからだ。

田村由紀は娘の出産と引き換えに亡くなってしまう。
由紀の両親は心と結婚したせいだと責める場面も心が痛い場面である。

妊娠中だった時の田村由紀は心の父親である佐野文吾の事件について独自に調べてスクラップ記事のノートを作っていたのだが、そのノートを見つけた心は、父親には「冤罪」の可能性がある事に気が付く

弁護士を頼んで父親にちゃんと会ってこようと思い、まずは先に真実の確認をすべく、北海道の事件現場の小学校を訪れる。
小学校はすでに廃校になっており、住んでいる人たちも皆無で、慰霊碑だけが空しくたっていた。

そんな心の周りに何やら怪しい霧が経ちこみ始めた瞬間に視界を奪われて気を失ってしまうのだが、霧が晴れてくると意識を取り戻す。
しかしそこには、たった今見たはずの取り壊された小学校がそびえたっていた。

霧から目覚めた心が意識を取り戻した時代が1989年の1月にタイムスリップしてしまうのだ。

心は懸命に事件の真相に迫りたどり着こうとする。

 

テセウスの船には実話が存在する?

作者の「東元俊哉(ひがしもと・としや)」さんは北海道出身の小説家であり、テセウスの船の舞台も北海道のある小さな田舎の小学校が舞台となっています。

しかし、北海道において大勢の人が巻き込まれるような毒物混入事件などは長い歴史の中でも起こっていません。

結論から言うと・・・

 

「テセウスの船は実話ではありません」

 

ただ、個人的な感想になりますが、モデルとなっている似た事件を私は知っています。

 

「テセウスの船」原作の漫画はあの事件と酷似していた

 

このテセウスの船を読んでみて、まだ記憶にも新しい方もいるかもしれませんが、「和歌山毒物カレー事件」を思い出したのは私だけではないと思います。

 

「和歌山毒物カレー事件」

 

1998年に和歌山県和歌山市園部という小さな地域での夏祭りにおいて、提供されたカレーライスのカレーに毒物が混じってており、カレーを食べた67人が中毒症状を訴え、そのうちの4人が死亡した事件です。

テセウスの船の様に「青酸カリ」ではなく「ヒ素」が混入されてた事が判明されましたが、毒物混入による無差別殺人という視点では似ていますね。

また、カレー事件で逮捕された「林眞須美」(当時37歳)は自宅からヒ素が見つかっており、殺人と殺人未遂の容疑で起訴され、長年にわたる裁判の判決は「死刑」が確定している。

しかし、林眞須美は逮捕から今日に至るまで「無実」を主張している。
このあたりもテセウスの船で犯人になっている心の父「佐田文吾」と同じである。

自宅から毒物が見つかり逮捕されるが、死刑が確定になっても「無実」「冤罪」を主張するあたりはそっくりです。

林眞須美が逮捕された後、無人となった自宅には「人殺し」などの落書きが大量に書かれているあたりも、佐野文吾が逮捕された後の、残された家族への世間の対応と非常に酷似している点もカレー事件とテセウスの船の物語は非常に似ているポイントでもありますね。

残念ながら作者からは「テセウスの船」のモデルとなっている事件や場所についての話は一切されていないので、真相は不明です。

 

テセウスの船で捕まった父親は冤罪?犯人?

 


原作である漫画「テセウスの船」は昨年2019年の12月で最終巻10巻が発売され、はっきりとした結末が描かれています。

そう、犯人が誰であるか・・・漫画版を読んでいる方は知っていますが、ドラマ版ではどのような展開になるのでしょうか?

ネタバレになるので漫画の結末は、ここでは詳細を控えますが、心の父「佐野文吾」が冤罪なのか?それとも実際の犯人なのか?ドラマ版ではどういった結末になるのか、今から楽しみにしたいと思います。

また、父の真実を解明しようと奔走する息子の田村心が、どんな証拠をつかんでいくのか?登場人物との関係図は?今から非常に楽しみなドラマへと注目する次第です。

 

テセウスの船の原作者や漫画情報

 

〇テセウスの船

作者「東元俊哉(ひがしもと・としや)」

講談社発行の漫画雑誌「モーニング」で、2017年30号から2019年30号まで連載されていた漫画。

単行本としては2017年9月22日の第1巻発行から、昨年2019年12月23日に最終巻の第10巻が発売されました。

ちなみに電子書籍のレンタルサイト「Renta!」で「テセウスの船」が今なら1巻2巻が無料で読めます

 

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